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肘内障

こどもの肘が抜けたなどよく言われている『肘内障』とは??
お子さんの「腕が抜けた」「手を使わない」「手が上がらない」などの訴えで来院されるかたがいます。

〇肘内障はどうやって発症する?

このような行動は注意が必要です!!
・とっさに手を引っ張った
・洋服の着替えをしている際に腕が引っ掛かった
・遊んでいて手をついた
・何度もくりかえしている子は寝返りなどでも起こる場合があります

※注意していても日々のちょっとしたことで起こる可能性が高い症状なので親御さんが責任を感じないでください。

〇肘がどういう状態なのか?

肘内障は「肘の橈骨頭という骨が、輪状靱帯というわっか状の靱帯からポコッと外れそうになる疾患」です。橈骨に引っ張られる力が働いて、橈骨頭が末梢に移動し、輪状靭帯が橈骨頭と上腕骨小頭間に挟まれると考えられています 。
簡単にいうとまだ成長途中の骨や組織のため抜けやすいということです(笑)

・手をつかわない
・腕をだらんとおろしている
・動かそうとすると嫌がる、泣くなど
・上記にプラスして泣いているなどです

〇肘内障の治療は?

接骨院(整骨院)・整形外科で治療が可能です。
肘の亜脱臼になるので整復操作を行い処置します。
湿布や包帯で簡易固定を行う場合もあります。
専門家にまかせて下さい!!

〇肘内障で気を付けること!

肘内障と思っていても実は骨折が隠れている場合があります、では何を気を付けるかですが以下の場合は注意してください。
・あきらかに転んで手や肘をついて受傷した
・見ていないところで転んで泣いていた…
・見た目でわかるぐらい腫れているまたは変形しているなど
このような場合は骨折の可能性もあるので整形外科の受診を推奨します。

※分からないことで不安があると思いますが焦らずご相談ください!